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摘んだ茶葉をいれる籠「ビク」がいっぱいになる目安だそうです
大ベテランさんが摘んで、だいたいビク1個分摘むのに1時間強

 
今回の「青い鳥」の茶摘みも、製茶する機械を回す為に必要な量になるまでには、十数人の茶摘みさんが早朝から午後まで摘みつづけてようやくとなります

 
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特に自然仕立ての茶園は、生い茂るなかから新芽を探して摘む作業になるので、枝を一本つまんで下から螺旋状にでている新芽を吟味しながら摘んでいきます

 
下から上まで、ずーっと中腰で行わなければいけない作業
熱い日差しの中、延々とも思われるよう時間

 
「いまここで摘んでるお茶が、東京の人に美味しいって飲んでもらってるのは、なんだか嬉しいわね」

 
そう言ってくださった方に、そうなんです。毎年人気で無くなっちゃうんですよと伝えたら

 
「あらそうなの?じゃあ早く摘まなきゃねぇ」とにっこり

 
お店で淹れている茶葉のひとつひとつが、沢山の人を通して目の前にある

 
それを自分はどのくらい理解できていただろうか

 
全然満杯にならない自分のビクを横目に

 
「…お茶ってすごいなぁ…」

 
そんな独り言を空にむかってつぶやきました