先日、秋津島の摘芯作業を見学させていただきました。
     
「摘芯(てきしん)」はお茶の芽の先端をつむ作業です。
先端の芽を摘むことで、先端に向かう養分をこれからでる新茶の芽に向かうようにし、その芽が均等に伸びるようにしていきます。
     
今回は特別に摘芯を体験させていただきました。
お茶の木に触れるのはとても緊張する瞬間ですが、美味しくなりますように、春に良い芽がでますように、と祈りながら。
     
凍えるような標高800mの山の上で、繰り返される作業。
つい新茶の時期だけに目がいきがちですが、生産者さんは一年を通してお茶と向き合い、手間をかけ、私たちはその実りをいただいているということ。
それを決して忘れずにいなければと思います。