茶茶の間 Blog

今年も「ここ」に立てた奇跡

_MG_9171_w

 
今週、当店の看板茶「秋津島」の摘み採りを見学させていただきました
         
秋津島の畑は標高800mの山の上
      
まさしく天空の茶園です
      
「今年も「ここ」に立てて良かった…」
      
店主が独り言の様にぽつりとつぶやいたので
            
そうですね。と返事をしようと振り向くと
      
その表情があまりにも真剣だったので声をかけそびれてしまいました
      
      
店主が世界最高峰の日本茶と自信をもっておすすめする「秋津島
      
そのお茶が店頭に並ぶ為には
      
生産者の方がいて、お茶摘みの方がいて、仕上げ業者の方がいて…
      
数えきれないほどの人達の手をへて、ようやくお茶として販売ができるということ
      
そしてお店にご来店くださるお客様がいるからこそお店を続けることができるということ
      
      
今年もこのお茶を扱える
      
今年もこのお茶を淹れられる
      
それは関わった方達が作り上げてくださった「奇跡」
      
今年もそれを忘れてはいけないよ
      
畑に立つ店主の後ろ姿が教えてくれたような気がしました

 

 

 

「サイコー」です

13230689_1041071089315630_1457435051_o

 
「サイコー」です
    
その一言と共に、美しい茶畑の写真が送られてきました
    
当店の看板茶「秋津島」の摘み取りが始まったとの知らせ
    
青空の下に広がる茶畑
    
現地の方の最高との言葉に胸が高鳴ります
    
きっと今日も気持ちの良い風が吹いているんだろうな…
    
目をつぶれば園地の風が頬をなでていった気がしました^^
    

 
*「秋津島」の詳細はこちらから↓
http://chachanoma.com/tea/akitsushima/

 

 

五感のすべてで感じるお茶を

_MG_9135_w
_2020059_w

 
ぬけるような青空

 
風に揺れてキラキラと輝く茶畑

 
プツ、プツ、プツ…と、テンポ良くひびく茶摘みの音

 
新芽を探して茶樹をかき分けると、ひんやりとした葉っぱの手触りと共に、お茶の香りがふわりと鼻腔をくすぐります

 
柔らかい新芽、しっかりとした親葉

 
それらを傷つけない様に気をつけながら丁寧に、でも素早く

 
中腰の作業に疲れてぐいっとのびをすると、山間からの涼しい風

 
「良い風ね」と言う声に、笑顔でかえしながら

 
風に舞い上がってさらに広がったお茶の香りに、思わず目をつむって深呼吸します

 
「自分の五感の全てを使ってくるように」

 
園地に行く前に店主から必ずいわれる言葉です

 
もちろん今年の「煎茶 青い鳥」の摘採に行く時も

 
「適切な栽培環境と、製造工程によって作られたお茶は、春先の風薫る茶畑の香りをとじこめている」

 
「そのお茶だけがもつ味、香りを大切にする」

 
茶茶の間のお茶をお客様にご提供する「淹れ手」にとって、そのお茶が育った環境を知るのはとても大切なことだと、店主は繰り返します

 
魅力溢れるお茶とお客様の素敵な出会いのお手伝いができますように

 
あの日の、青空と風を感じていただける様な一杯を目指して

 
皆様のご来店お待ちしております^^