ぬけるような青空
風に揺れてキラキラと輝く茶畑
プツ、プツ、プツ…と、テンポ良くひびく茶摘みの音
新芽を探して茶樹をかき分けると、ひんやりとした葉っぱの手触りと共に、お茶の香りがふわりと鼻腔をくすぐります
柔らかい新芽、しっかりとした親葉
それらを傷つけない様に気をつけながら丁寧に、でも素早く
中腰の作業に疲れてぐいっとのびをすると、山間からの涼しい風
「良い風ね」と言う声に、笑顔でかえしながら
風に舞い上がってさらに広がったお茶の香りに、思わず目をつむって深呼吸します
「自分の五感の全てを使ってくるように」
園地に行く前に店主から必ずいわれる言葉です
もちろん今年の「煎茶 青い鳥」の摘採に行く時も
「適切な栽培環境と、製造工程によって作られたお茶は、春先の風薫る茶畑の香りをとじこめている」
「そのお茶だけがもつ味、香りを大切にする」
茶茶の間のお茶をお客様にご提供する「淹れ手」にとって、そのお茶が育った環境を知るのはとても大切なことだと、店主は繰り返します
魅力溢れるお茶とお客様の素敵な出会いのお手伝いができますように
あの日の、青空と風を感じていただける様な一杯を目指して
皆様のご来店お待ちしております^^